●病気について学ぶ/高血圧症●


「高血圧症って、いつも血圧が高い人のことをいうんでしょ」なんて思っていませんか?
確かに血圧が高い人のことをいうのですが、それだけではないのです。症状が進行すると、重大な病気に発展しかねないので注意が必要です。それでは高血圧になる仕組みを解明してみましょう。

血圧とは?
全身の隅々まで流れている血液は、必要不可欠な栄養素を全身に行き渡らせ、不要な物質を運び去る働きをしています。この血液を送り出しているのが心臓です。心臓が動脈に血液を送り出す力によって、血液が動脈の内壁を押し広げる力も違ってきます。そして、この力を血圧といいます。
動脈の血圧は心臓が収縮したときにいちばん大きくなり、これを最大血圧と呼びます。また、心臓が拡張するときにいちばん小さくなりますが、これを最小血圧と呼びます。

高血圧症とは?
1回の測定で標準だったからといって安心してはいけません。逆に、1回の測定で血圧が高かったからといって『高血圧症』とはいえません。血圧というのは、環境によって大きく変動します。数回測定し、そのだいたいの平均値が自分の血圧だと認識してください。数回の測定結果の平均値が最高血圧140mmHg以上、あるいは最低血圧90mmHg以上だった場合、高血圧と診断されます。


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