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危険因子とは?

脳卒中が起こる原因となるものを危険因子といいます。この危険因子を理解して、その対策を考えましょう。ただし、危険因子のなかには避けられないものもあります。例えば、「高齢」「遺伝」などは努力しても変えられません。地域によって発症率に差があるという統計もあり、特に東北地方に多いようです。これには老人人口、気候、食習慣、医療の普及度、労働条件の違いなどが原因と考えられるようです。以下は予防が可能な危険因子です。
高血圧
心臓から押し出された血液が、動脈の内壁を押す力のことを血圧といいます。血圧とは心臓が全身に向かって送り出す血液によって血管の壁にかかる圧力ですが、これが高くなっている疾患が高血圧です。血圧が高くなると、血管が突然破れて脳出血を起こします。また、高血圧の状態が長く続くと、脳血管の動脈硬化が進み、血管が破れれば脳出血、詰まれば脳梗塞を起こす原因となります。心臓は、血液を送りだすときに収縮し(収縮期血圧)、血液が入ってくるときに拡張します(拡張期血圧)。以下はWHO(世界保健機関)が定める高血圧の基準値です。

収縮期血圧 → 160mmHg以上
拡張期血圧 →  95mmHg以上
軽い高血圧症ならば減塩などの食事療法、ウォーキングなどの有酸素運動で改善できますが、血圧が高すぎる場合は医師との相談の上、改善策を立てましょう。
高脂血症
高脂血症とは、動脈硬化の原因となるLDLコレステロールの処理能力が低下し、血液中のコレステロール濃度が高くなる状態です。以下は高脂血症と診断される基準値です。
血清総コレステロール  →  220mg/dl以上
血清トリグリセリド 150mg/dl以上
HDLコレステロール 40mg/dl未満

血清総
コレステロール
血中に含まれるすべてのコレステロールの総量。220mg/dl以下が正常値。
血清トリグリセリド 中性脂肪とも呼ばれる。HDLコレステロールを減少させ、過剰になると動脈硬化の原因に。
HDL
コレステロール
善玉コレステロールとも呼ばれる。余分なLDLコレステロールを肝臓へ戻す。
LDL
コレステロール
悪玉コレステロールとも呼ばれる。コレステロールを血管に送り出して、全身へ運ぶ。
動脈硬化
一種の老化現象ですが、20代くらいからすでに始まり、危険因子が加われば加わるほど進んでいきます。動脈は心臓から全身に細かく分布していて、心臓から送り出せる血管を体のすみずみまで送り続けるパイプ役をしています。この動脈に硬化が起こると、動脈の壁が厚くなり、もろくなって血液の流れが悪くなり、止まってしまいます。
糖尿病
糖尿病とは、食事からとった糖質(ブドウ糖)をうまくエネルギーとして活用できず、血液中の糖度が慢性的に高くなる状態です。40歳以上の10人に1人が糖尿病ともいわれています。以下は糖尿病と診断される基準値です。

空腹時血糖値  →  126mg/dl以上
ブドウ糖を飲んで2時間後 200mg/dl以上

初期は自覚症状がないまま進行するので、気づいたときには合併症を引き起こしている場合もあります。現在、糖尿病が原因で失明する人は年間3000人以上。カロリー過多などの生活習慣と遺伝が大きな要因です。
喫煙
たばこの煙には4000種類の物質が含まれ、そのうち200種類が有害といわれているそうです。たばこは血圧を上昇させ、血液中の善玉コレステロールを破壊します。その結果、血管が細くなり、動脈硬化が進行します。


※たばこを吸わない人を1.0倍としたとき
 脳卒中・心臓病で死亡する危険性 → 1.7倍
(1980-1990年 循環器疾患基礎調査)
肥満
太っている人は高血圧症や糖尿病にかかりやすくなります。肥満の程度を示す指標、BMI(ボディ・マス・インデックス)でときどき肥満度をチェックしましょう。


BMI値=体重(Kg)÷[身長(m)×身長(m)]



19.8〜24.2は「正常範囲」
24.2〜26.4は「過多体重」
26.4以上は「肥満」
(日本肥満学会より)
 
ストレス
ストレスは血管や血液の流れに負担や影響を及ぼします。免疫力を低下させ、血液中の免疫力をつかさどるリンパ球が減少して、血管に老廃物がたまり、血流が悪くなり、高血圧や動脈硬化になりやすく、脳卒中を起こす原因となります。


 脳はどうやって検査するの?
脳卒中になってしまったら、どのような検査をおこなうのでしょうか?頭痛、麻痺、意識障害などの症状があらわれますが、それだけでは脳梗塞なのか、脳出血なのか、それともくも膜下出血なのか、判断することができません。いろいろ調べていくと、目的や症状によって検査方法も異なることがわかります。

CT(コンピュータ断層撮影)
X線で脳を輪切りにした状態の断面図を映し出します。脳梗塞と脳出血とをはっきり区別できます。脳梗塞とわかると、MRIの検査を行います。
MRI(磁気共鳴画像)
磁気と電磁波を使って脳の断面図を画像化します。MRIは脳梗塞の検査方法としてはCTよりも優れていますが、高価なためCTほど普及していません。
脳血管造影
血管の詰まりぐあいを調べる検査で、カテーテルを使用します。動脈瘤の様子を調べるには欠かせない検査です。
MRA(磁気共鳴血管画像)
脳血管造影のかわりに使われるようになりました。MRIで脳の血管だけを調べる方法で、からだへの負担がありません。
超音波ドプラー
超音波を利用して脳への血流を調べる検査で、動脈硬化の状態がよくわかります。
SPECT、PET(単光子、陽電子放出コンピュータ断層撮影)
SPECTは脳の血流分布を画像化し、PETでは糖の利用率や酸素の消費量を画像化して測定します。




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