【講演者からのメッセージ】
●ガン治療にかかわる現代医学の進歩は目覚しい。たとえば、抗ガン剤の時間調節療法であるクロノセラピーや放射線内照射のブラキセラピーに長足の進展が見られ、私自身、ブラキセラピーで前立腺ガンを治したが、この最新療法によって、子宮頸ガン、舌ガン、乳ガンにも新しい展望が開けてきています。
●しかし、一方で、手術、放射線、抗ガン剤を中心とする西洋医学には、はっきりした限界があり、世界の医療先進国の趨勢は、西洋医学を中心にしながら、さまざまな代替療法も組み合わせていこうという全体医療(ホリスティック医療もしくは統合医療)にあります。代替療法には、免疫療法と食事などを中心とした細胞改善法、生活習慣改善法があります。
●本日は、多様な治療法が取り入れられる中で、患者の側になにができるかを学んでいきたいと思います。たとえば、イギリスのTVジャーナリスト・スージー・グラント氏は「健康で爽やかに暮らしたければ、日々の食品を変え、週末の48時間で心身共にリフレッシュ浄化しよう」と、誰にでも出来る生活習慣改善法を提唱しています。これからの延命治療の選択は、まさに患者の情報収集力と判断力にかかってきたと思います。
【略歴】1935年、石川県に生まれる。早稲田大学フランス文学科卒業。同大学院中退。東京大学講師、女子栄養大学講師を務める。訳書に「手の五〇〇万年史」(新評論)「48時間浄化法」(風雲舎)「ガンに打ち勝つ患者学」(実業之日本社)「ガン長寿学」(廣済堂出版)のほか自らの闘病記を書き下ろした「前立腺がん これで全決」(小学館)「前立腺ガンこれだけ知れば怖くない」(実業之日本社)など著書多数。
|