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「ガンの辞典」の編集長、漢方・自然療法の研究・取材、クリニック・薬局薬店・健康食品メーカーのアドバイザーなども務める小澤さんに東洋医学への思いをうかがいました。
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ガンの辞典運営者
小澤康敏先生
元薬のグリーン会運営委員
免疫予防研究会代表
元大手抗癌剤メーカー勤務
元漢方専門薬局運営
メンタルケアのスペシャリスト (メンタルケア協会認定)
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---製薬会社での営業(抗ガン剤)が教えてくれたこと
僕は以前、製薬会社で営業をしていました。その会社は抗ガン剤の最大手で、かなりの売上があります。国内ではナンバー1の抗ガン剤メーカーです。僕は名古屋と東京で仕事をしました。大きな病院も担当しました。
入社した当初は、間接的にも人の命を救えるやりがいのある仕事だと意気盛んでした。あと10年もすれば、画期的な抗ガン剤ができてガンは制圧できると、当時は言われていたものです。自分の会社の抗ガン剤も、さぞかしお医者さんに高い評価をされているんだろう、と信じていました。
そんな訳で、東洋医学や漢方なんか、鼻でせせら笑っていたんです。「そんな、うさん臭いもの」と見下していました。漢方医のこともバカにしていました。
ところが、実際に現場(病院)を訪ねると、お医者さんたちの抗ガン剤に対する評判は芳しくありません。外科の医師は「薬より手術だっ!」と職人気質。内科の医師にはどことなくあきらめが漂っています。「気休めだね」と自嘲気味にベテランの部長先生がつぶやきます。
そういった医師に取り入って、自社の抗ガン剤をとにかく使ってもらう毎日でした。ライバルとの競争に勝って、処方せんに自社の薬の名前を書いてもらう。それが営業でした。患者さんの体の状態なんか考えもしませんでした・・・ただそれは、僕が頭に描いていた仕事とはちがうものでしたね。
---西洋医学から東洋医学へ
漢方と西洋医学の化学薬品には大きなちがいがあります。西洋薬は、薬の成分自体が直接的に作用するのに対して、漢方は人体がもともと持っている治癒能力(正気=せいき)を発揮しやすい体内環境を整えることに重点を置いています。とりあえず「しのぐ」ことを優先する場合は、西洋薬の即効性が危険を回避してくれます。
しかし、慢性化した場合しのぐだけで「立て直す」ことができなければ、病気から回復できません。「立て直す」ことに関しては、漢方や東洋医学の考え方はとても有用です。
漢方の作用はとてもシンプルです。わかりやすくいうなら、「引き算」と「足し算」です。健康な身体にとって不必要なもの、邪魔ものがあれば引き算(取り除く、体外に出ていってもらう=「きょ邪=きょじゃ」)をします。健康にとって不足しているものは、足し算(補う=「扶正=ふせい」)します。
もうひとつ漢方の特徴は、肉体への作用だけでなく、精神面への作用を併せ持つことです。漢方では五臓=肝、心、脾(消化器)、肺、腎=にそれぞれ肉体的はたらきと精神的はたらき双方の概念を持たせました。身体と心を一体的にしかも各内臓は相互に関連し合っている(漢方の基本である整体観のうちの「人体の全体性」)という考えからきています。したがって漢方が効いたときは、からだも気分もすっきりします。
--- 『ガンの辞典』 をライフワークとして活動の場とする
今も会社に残っている同期入社のヤツと、たまに会うことがあります。だいぶ地位も上がってきて、支店長になっているのもいます。製薬会社は利益率がとても高いので、けっこう給料もいいです。でも、僕は今のほうが幸せですね。ガンだけを見て、患者さんという一人の人間を見ることなく生きていったら、いつか後悔したと思います。
ですから、『ガンの辞典』 には、僕のライフワーク的な思い入れがあるんです。本当に患者さんとそのご家族に役立つ情報を提供していきたいなと・・・。
つい最近、薬局のほうからも離れ、『ガンの辞典』の編集に専念しています。お陰様で、人の病気が治るとはどういうことなのか? 治癒とはどういうことなのか? 熱心に取り組んでおられる医師、療法家、研究者の方々とご縁ができました。日本だけでなく中国も訪ね、取材を重ねていますが、ガン患者さんとご家族の方々には、“ガン克服の可能性は無限です”“希望を持ってかけがえのない人生をまっとうしてください”とお知らせできれば、こんなうれしいことはありません。
お問合せ先
天地恵薬研究所
名古屋市千種区本山町4-35-102
TEL:052-764-4710
HP;http://www.gan-jiten.com/index.html
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