●ガンでは?と思ったら/告知について●


一昔前までは、ガンは本人には告知をしないことが一般的でした。なぜなら、「ガンは治らない病気」であり、死に至る病気だと言われていたからです。しかし、現在では医療技術の発達や治療法が進歩発展してきたこと。また、苦痛を緩和する方法もいろいろと開発されてきたことなどにより、「ガンは治る病気」に変わりつつあるなかで、必ずしも死に結びつくものではないと考えられ、以前ほどは恐れられなくなってきました。

それに加え、自分の病気を「医者まかせ」にすることではなく、自分の問題として取り組む心構えとして、「知る権利」が強調されるようになり、医師が本人に告知するケースが多く見られるようになりました。告知の後、医師からは治療方法やその後の経過について説明があり、本人自らが選択、決断をして治療を受けることもできるようになりましたが、実際には難しい問題を含んでもいます。


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