●漢方で解消できる症状/頭痛に効く漢方処方●


女性に多い頭痛ですが、クモ膜下出血のように命に関わるものもあれば、脳腫瘍や髄膜炎によって起こる頭痛もあります。
また緑内障や眼精疲労のように目からくる頭痛、それに耳や鼻の病気、虫歯などによる頭痛もあります。

風邪や熱中症に伴う頭痛、気や血の巡りの悪さから起こる頭痛、ストレス性の頭痛や偏頭痛、筋緊張性の頭痛が主です。 日常的によく見られる症状のため、軽視されることも多いですが、クモ膜下出血など危険の前兆として現れる代表的な症状です。

漢方では、風邪を引いたときの頭痛では、川弓茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)を処方するのが一般的です。
女性に多く見られるのが偏頭痛です。

頭の片側がズキンズキンと脈打つように痛み、口が渇きよく水を飲むが尿が少ないという症状には五苓散(ごれいさん)を処方し、 蓄積した水分をスムーズに循環させるのが効果的です。

胃が弱く、吐き気、めまいの症状を伴う場合には半夏白朮天麻湯 (はんげびゃくじゅつてんまとう)が有効です。

血液の循環が悪く、冷え性で頭が重いなどの症状には当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

のぼせやめまい、生理不順に加え下腹部を押すと痛みを感じる人には桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

がっしりとした体系でのぼせや不眠、便秘がある人には桃核承気湯(とうかくじょうきとう)などが効果的です。

頭痛の多くは、体のどこかに不調和が生じたことを 知らせる警告的な症状です。激しい痛みやだんだん強くなる痛み、嘔吐、手足のしびれ、けいれん、意識障害などの症状が出たときは 急いで医師の診察を受けるようにしましょう。


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