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アルコールについていつも健康でいるために

アルコールについて

飲酒は、肝臓での発ガン物質の分解能力の低下、ウィルスへの抵抗力の低下などをもたらし、肝臓ガンが起こりやすくなります。免疫学的に見れば、飲酒は喉頭ガンや食道ガンに関係していると考えられています。
しかし、適度な飲酒は動脈硬化の発症・進行を抑える善玉コレステロールを増やし、血小板が固まるのを抑えることから、動脈がつまりにくくなります。また、精神的にリラックスさせ、ストレスが解消されます。しかし「飲みすぎ」は高血圧を誘発し、かえって動脈がつまりやすくなります。健康を維持するためには、適度の量を自分で知り、飲みすぎにはならないように心がけることです。

飲酒が原因で起こる病気

【アルコール性肝障害】
アルコールは主に肝臓で分解されるので、毎日飲酒を続けていると障害が起こってきます。この障害をアルコール性肝障害といい、アルコール依存症になった人の約80%に見られます。アルコール性肝障害は脂肪肝、肝炎という段階を経て進行し、最後には肝硬変となります。
【糖尿病】
アルコール依存症の人の約35%は高血糖になっていて、入院して断酒をしても、このうち20%は高血糖のままです。
【胃腸障害】
アルコールは胃の粘膜を荒らします。飲酒を含んだ暴飲暴食の後で嘔吐を繰り返す人には、食道と胃のつなぎめが裂けるマロリーワイズ症候群が起こることもあります。
【免疫低下】
過度の飲酒を続けると病原微生物と闘う身体の免疫力が低下し、カゼなどの感染症にかかりやすくなります。

適正飲酒の10カ条((社)アルコール健康医学協会より)

1. 笑いながら、ともに楽しく飲もう
適量のお酒は楽しい気持ちをさらに増加させる効果を持ち、ストレスを解消させます。
2. 自分のペースはゆっくりと
飲む速度を早めると血液中のアルコール濃度が急に高くなり、早く酔ってしまうとともに、アルコールによる体の障害が生じやすくなります。
3. 食べながら飲む習慣を
少量のお酒を食前に飲むのは胃液の分泌を促し、食欲を増進させる効用があります。しかし、空腹状態でたくさんのお酒を飲むと、胃腸を強く刺激し、その粘膜を荒らしてしまいます。お酒といっしょに栄養バランスのとれたもの、それもたんぱく質や脂質を含んだ食物を食べると、アルコールと胃の粘膜の接触を緩和し、アルコール吸収のペースもゆるくなります。
4. 自分の適量にとどめよ
アルコールの代謝能力には個人差があり、同じ人でもその日のコンディションによって違ってきます。自分の飲酒の適量を知り、TPOに応じた飲み方ができることが、お酒を上手に楽しむ秘訣です。
5. 週に2日は休肝日を
週に2日はお酒を飲まずに肝臓を解放し、休める、いわゆる「休肝日」を設けましょう。
6. 人に酒の無理強いをしない
人には、それぞれ合った酒量とペースがあるのです。酒飲みのマナーとして、いっしょに飲む人たちに酒の無理強いをせず、彼らの楽しみにも十分に配慮しましょう。
7. 薬とはいっしょに飲まない
お酒といっしょに薬を飲むことは大変危険です。アルコールと薬が体内でいっしょになると、薬の作用がなくなったり、逆に強く表れたりします。
8. 強いアルコール飲料は薄めて
強いアルコール飲料は、のどや胃腸の粘膜に強い刺激を与えます。喉頭ガンや食道ガンの原因になることもあります。また、つい飲み過ぎるためにすぐに酔いが回り、障害を起こす要因になります。強いアルコール飲料は薄めて飲むようにしましょう。
9. 遅くても夜12時で切り上げよう
遅い時間まで飲んでいると、翌日起きた後まで体内にアルコールが残ってしまいます。また、長い時間飲んでいると、知らぬ間に酒量が増えていることもあります。なるべく早い時間に切り上げるようにして、遅くても夜12時で切り上げましよう。
10. 肝臓などの定期検査を
飲酒した後、肝臓は一生懸命にアルコールの分解に努めています。しかし、大量の飲酒を長い間続けると、肝臓を痛めつけることになります。脂肪肝から肝炎、肝硬変と進んでいっては大変です。飲んでいる人は肝機能などの検査を受け、その健康状態を確かめることが必要です。

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